葛飾区は、今でも農業が続いているということをご存知でしょうか?
実は、東京23区の中では数少ない、農業が存続している区のひとつなんです。
金町駅の北側の水元から、柴又・高砂にかけてのエリアは、区内の農業の中心地。
現在では小松菜を主力とし、枝豆やネギ、キャベツなどを栽培しています。
そんな葛飾区産の新鮮野菜を買うことのできる、葛飾元気野菜直売所をご紹介します。
葛飾産の新鮮野菜を買う
葛飾元気野菜直売所があるのは、京成線「柴又駅」と北総線「新柴又駅」のちょうど中間あたり。駅からは歩くと5~6分ほどです。
柴又街道から1本中に入った、少し細い道沿いに位置します。
この直売所で売られている野菜はすべて「葛飾区で生産された新鮮で安心・安全な野菜」だけ。
そのおいしさを求めて、朝10時の開店時間には10~20人ほどのお客さんが並ぶそうです。
開店直後にはこの売り場にびっしりと野菜が並びます。
午前中に一気に売れるので、だいたいお昼前に補充をするそうです。
この日私が行ったときには、小松菜やほうれん草、タラの芽などが並んでいました。
「顔の見える農業」として、店内には生産者さんの顔写真も張り出されています。
誰が作った野菜なのか一目で分かるようになっています。
こちらは小松菜売り場の一角です。
小松菜は、葛飾区の主要農産物のひとつです。
「小松菜ナムル」「小松菜のシフォンケーキ」のレシピなどが掲示されていました。
直売所ならではの雰囲気ではないでしょうか。
ほうれん草も葉がぴーんとしていてみずみずしい!
ここにも生産者さんおすすめの食べ方レシピがありました。
献立の参考にもなるので助かりますね。
人気商品は開店直後を狙って!
人気商品の亀戸大根です。
これが買えるお店は少ないのではないでしょうか。
亀戸大根も実は葛飾区の伝統野菜なんです。
江東区亀戸で栽培されていた亀戸大根の種子を使ったことから、この名が付けられています。
私が訪れたのは平日の12時ですが、売り場は既に空っぽでした。
この直売所は何度か利用しているのですが、実は1度も亀戸大根を買えたことがありません。
店員さんに聞いたところ、午前中に売り切れることが多いとのことでした。
確実に手に入れたい場合は、開店時間に合わせていくのがおすすめです。
小松菜を使った冷凍食品もおすすめ
店内では、小松菜を使った冷凍食品も売られています。
小松菜肉まん、小松菜しゅうまいは、他ではなかなか買えない商品ですよね。
胡麻あんまんや餃子、春巻きもおいしそうです。
今回は小松菜肉まんを買ってきました。
2個入りで290円です。
大きさは一般的なコンビニの肉まんと同じくらいです。
中に刻まれた小松菜が入っています。
小松菜の主張は強くないので、苦手な方でも食べやすいかもしれません。
レンジで温めるだけで良いので、小腹が空いたときにもぴったりです♪
葛飾元気野菜直売所は、正直、特別安いわけではありません。
しかし地元で採れたばかりの、とても新鮮な野菜が手に入ります。
売っている野菜はその日の仕入れによって変わります。
どのような物が並んでいるかどうか、ぜひ見に行ってみてくださいね。
葛飾元気野菜直売所
住所:東京都葛飾区柴又4-28-2
アクセス:京成金町線「柴又駅」から徒歩6分
北総線「新柴又駅」から徒歩5分
TEL:03-5612-7326
営業時間:10:00ー15:00(売り切れた場合は閉店)
定休日:木、日、祝日、年末年始