人生で最高の焼き菓子!金町の路地裏にひっそりと佇む焼き菓子専門店「菓子屋 NOOK(ヌック)」

私はお饅頭や大福など和菓子も好きですが、ケーキやティラミス、チョコレートなどの洋菓子の方がもっと好きです。

ケーキや、チョコレート、マカロンなど、最近はおいしいお店がどんどん増えてますね。

でも焼き菓子は?

洋菓子やデザートが好きな私でも、焼き菓子はあまり興味がありませんでした。

そんな私が、人生で初めて「焼き菓子っておいしい!」と思ったお店があります。

しかも金町の路地裏にあるんです。

今回はそんな、おいしい焼き菓子のお店を紹介したいと思います。

路地裏にたたずむ小さなお店

金町駅南口を出て右に曲がり、線路に沿って道なりに進みます。
2つ目の角を左折すると深川酒場が見えますが、その奥に何か見えます。

こちらが今回ご紹介する焼き菓子のテイクアウト専門店「NOOK(ヌック)」です。

実は3歳の息子がNOOKのクッキーが大好きなんです。そのため、最近はよく息子と一緒に買いにきます。

それでは中に入ってみましょう。

NOOKの意味は?

ところでNOOKってどういう意味なんでしょう?
そもそも何て読むの?

お客さんによっては「ノーク」と読む方もいらっしゃるようですが、正解は「ヌック」です。

実はNOOKは英語なんです。「隅っこ」という意味ですが、スコットランドの建築用語で「居心地のいいスペース」という意味もあるそうです。

木の温もりを感じる店内は、まさにNOOKを意識した居心地のよい空間になっています。

しかし、このNOOKの概念は若干わかりづらく、店主も言葉ではうまく説明ができないようですが、店主の方によると「建築の仕事をしている兄は感覚的にわかるみたい。」とおっしゃってました。

より厳密には「小ぢんまりとした居心地のいいスペース」という意味のようです。

つまり部屋そのものではなく、部屋の隅などを利用したもっともっと小さなスペースがNOOKの本来の意味になります。

  • 例えばソファーに座りながらゆったりと読書ができるパパのワークスペース
  • お茶を飲みながら足を伸ばせるママスペース
  • ちょっとした段差で区切られた子供のプレイスペース


そんなお互いがほどよい距離感でくつろげるパーソナルなスペース、これをNOOKというそうです。

クッキーのスペース

メレンゲのスペース

ラスクのスペース

パウンドケーキのスペース

チーズケーキやサンドのスペース

お店の中にはいくつものNOOKなスペースが広がっていました。

またNOOKには隅っこという意味もあるように、東京の1番隅っこの町、葛飾区金町の路地裏から洋菓子を発信したいという店主の思いも込められているそうです。

私たちも最近はこのNOOKの感覚がわかるようになってきて、家の中でお気に入りのスペースを見つけては「NOOKなスペース」と呼んだりしています。

そのうちに「NOOKなスペース」という言葉も流行るかもしれませんね?

お土産に絶対に喜ばれるレモンケーキ

NOOKのオープンは2021年1月。
私も、息子がファンになる以前からNOOKを知っていました。

なぜなら、お土産に迷ったときに、妻に勧められて贈っていたのがNOOKのレモンケーキだったからです。

そして妻も私も、送った方々から異口同音に「おいしかった!」と言われるんです。

実は私はNOOKのレモンケーキは食べたことがありませんでした。

食べたことないのに送るなんて失礼な!と思うかもしれませんが、不思議なことに百発百中、おいしかったと絶賛されるんです。

今回初めてレモンケーキをたべてみました。
おいしい!
みなさんが絶賛するわけががわかりました。

まずスポンジケーキがおいしい。さらにレモンの爽やかな酸味が相まって、とても贅沢なおいしさ。

これはもらった人は間違いなく喜びますよ。

その他、お土産にぴったりのセットもあります。

焼き菓子セット小が2種類

焼き菓子セット大

クッキー箱

先日もお世話になっている金町在住の方に焼き菓子セットを贈りました。

後日お会いしたところ、「おいしかった。金町にあるって言ってたけどどこにあるんですか?」と聞かれました。

金町に住んでいても意外と知らない人も多いかもしれません。

我が家のお気に入りのクッキー

焼き菓子って、確かにおいしい。
でもあまり好きではなかった理由は、味が決まってるという先入観があったからです。

すでにおいしい。でも完成されていて、それ以上おいしくなることはないと思ってました。

ところがNOOKのお菓子を食べて、焼き菓子って、さらにおいしくなるんだということを初めて知りました。

今回は我が家の定番、息子のお気に入りのクッキーを紹介致します。

  • カシスのメレンゲ、

軽い!サクッ、フワッ…でも奥深い。
焼き菓子って極めるとここまで達するのか。
サクサクなのにカシスの味がしっかりしてます。
市販の焼き菓子と全然ちがいます。

  • イチゴとラズベリーのメレンゲ

軽くてふわっとして、程よいラズベリーが心憎いおいしさです。

  • レモンクッキー

バターがしっかりきいているので、軽いのに食べ応えがちがいます。
後からほのかなレモンの爽やかさが追いかけてきます。

  • メープルシュガークッキー

食べていると、あとからよりおいしさが広がります。1粒で心がほっこりと満たされます。

NOOKのお菓子は甘すぎない。むしろ適度な甘さのほんの数センチ上をいく。その数センチのおいしさを楽しむことで、とても豊かな気分になるんです。

「ここのクッキーおいしいね。なんでおいしいの?」

3歳の息子がいつも聞いてきます。

「う〜ん、そうだね、きっとお兄さんが一生懸命作ってるからだよ。お兄さんが、おいしくな〜れ、おいしくな〜れ、って一個一個に愛情を込めて作ってるから、だからおいしいんだよ。」

そんなふうにいつも息子には言っていますが、きっとそういうことなんだと思います。

「あのお兄さん、いつも玄関まで来てドアあけてくれて手を振ってくれてタッチしてくれる。優しい。」

息子はNOOKが大好きです。

寒い冬の夜…。
いつものように息子と自転車に乗ってNOOKに向かう。

遠くにポツンとお店の灯が見えてくる。

外の寒さを忘れるホッと温まる店内。

大好きなお菓子を選んで、幸せな気持ちでまた家に帰る。

まるでスコットランドの田舎町のような情景…。

パパとのクッキーと思い出は、3歳の息子にとって、子供の頃の温かい思い出となることでしょう。

東京の隅っこの路地裏にある、本当にステキなお店です。

菓子屋NOOK
住所:東京都葛飾区金町5-31-8 1F
アクセス:JR常磐線「金町駅」から徒歩約2分
     京成金町線「京成金町駅」から徒歩約1分
TEL:050-1002-1009
営業時間 : 10:00-19:00
定休日:日曜日、月曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。