創業61年。世代を超え愛される高砂の洋食屋「レストラン ヨシイ」

10年ほど前、京成高砂駅の踏切の上には歩道橋がありました。
金町線のホームが造られる関係でなくなってしまいましたが、多くの人々が利用していた歩道橋です。

歩道橋に登ると京成高砂駅の南口と北口の周辺が見え、当時南口にはイトーヨーカドー、マクドナルド、とんかつのさぼてんなどスーパーやチェーン店が多く、北口には喫茶店や洋食屋、たばこ屋など商店街が広がるので主に古くから続く店がありました。
その中でも子どもの私がよく覚えていた光景があります。

北口の駅近にある喫茶店と洋食屋に人が吸い込まれるように入っていく様子をよく見かけ、幼い頃の私はとても気になっていました。

あれから11年。駅周辺のお店はほとんど新しくできたお店に変わりましたが、いまだに変わらずあり続けるお店があります。

京成高砂駅北口を出て1分。こちらも変わらずある喫茶店「喫茶白十字」のお隣にある洋食屋「レストラン ヨシイ」。

小さなドアにとても視認性が良いとは言えない外観。なのに思わずドアを開けて入ってみたくなる雰囲気があるお店です。

変わりゆく街を見守り続ける夫婦が営むお店

「レストラン ヨシイ」はご夫婦2人で営業されています。
ご主人が調理担当、奥さんがホール担当です。

店内はテーブル席1つとカウンター席4つほど、2階も客席になっているそうなので一見こじんまりとした印象ですがしっかり席数はあるようです。

カウンター席に座るとすぐ横の壁にメニュー表がかけてあり、決してメニュー数が多いわけではないのですが料理の写真がどれもおいしそうで迷ってしまいます。

洋食屋さんなのでここはオムライスを注文。
料理ができるのを待っているとキッチンから聞こえてくるフライパンの音、すぐ横を走る京成線の電車の音や駅員さんのアナウンスの声などいろんな音が聞こえてきます。

バター香る、これぞ洋食屋さんのオムライス

ほどなくしてオムライスが完成。
薄焼きの玉子とケチャップ、付け合わせにキャベツの千切り。
黄色・赤・緑というキレイな3色が白いお皿に映えています。

あわせてカウンターに置かれたのはソース。
キャベツを食べてみるとソースがかかっていたのでドレッシング代わりのようです。

そしてメインのオムライスはスプーンで半分に割ってみるとなかなかなボリューム。
均等に混ざったチキンライスにはハム、たまねぎ、マッシュルーム。

スプーンにすくって食べてみると口の中でほのかに広がるバターの香り。
このバターの香りが”洋食屋さんのオムライス”をより感じさせてくれます。

こちらでは他にもハンバーグステーキとビーフシチューが人気メニュー。
あわせてライスとトーストが選べるのですが、個人的おすすめはトースト。
厚切りのトーストを提供してくださるので、最後にソースやシチューに絡めて食べるととてもおいしいです。

次の世代にも教えたくなる高砂の味

「レストラン ヨシイ」はかつて私の祖母が母をよく連れてきていたお店でもあります。
今は私を含め3代にわたりお世話になっています。
こちらのお店は昭和35年創業。今年で61年目の高砂を代表する老舗です。
高砂では私のように何代にもわたり来店している方も多いのではないでしょうか。
今回は世代を超えて愛される高砂の洋食屋をご紹介しました。

ヨシイ
住所:〒125-0054 東京都葛飾区高砂5-27-17
アクセス:京成線京成高砂駅、北口から徒歩1分
電話:03-3607-4433
営業時間:11:00~15:00/17:00~20:00
定休日:水曜日