ボリューム満点!石臼引きの粉を使用した手打ち蕎麦が人気「鶯庵 やぶ忠」

葛飾区の観光地として常にトップを走る街・柴又。
柴又といえば真っ先に出てくる観光スポットが帝釈天です。
帝釈天の正門の前には約200mの参道が広がり、その中に「鶯庵 やぶ忠本店」という、約40年以上の歴史を持つ蕎麦屋さんがあります。
観光地のど真ん中に位置することもあり、ランチタイムは外まで並ぶこともしばしば。
ですが、そんな「鶯庵 やぶ忠」が参道の外にもう一店舗あるんです。
今回はこちらの店舗をご紹介させていただきます。

柴又街道沿いにある、木々が印象的な外観

柴又駅から徒歩5分ほど。
帝釈天参道の前を通る道・柴又街道沿いにお店はあります。


生い茂る木々がとても趣深い印象を持たせる外観。
こちらは参道内にある本店から、2号店として2014年にオープンした「鶯庵 やぶ忠」。
一度はうどん専門店としてオープンしましたが、本店を利用するお客様からの声もあり、こちらの店舗でも蕎麦が食べられるようになりました。

バランスの良い食事を提供する『かつしかの元気食堂』参加店舗

入口横にある看板の隣に気になるマークを発見。


こちらは『かつしかの元気食堂』という、葛飾区保健所健康推進課が2014年に始めた推進事業の一つ。
“減塩メニュー”や”栄養表示がある“など、栄養バランスを考え健康に配慮されたバランスの良い食事や、サービスを提供する身近な飲食店が設定されます。
比較的ヘルシーな食材として紹介されることの多い蕎麦を提供しているからでしょうか。
身近にあるお店で、区が主催する事業を知ることができるのは大変興味深いですね。

さっそく店内に入ると、下町を感じさせる気さくな女将さんが出迎えてくれます。

店内は古民家風。
入口付近にはいろんな骨董品が並べられています。
こちらはお店の先代が力を入れて集めているものだそうで、購入することも可能です。
気になるアイテムがあれば、ぜひ女将さんに伺ってみてください。


メニュー表も木材で、お店のイメージに良く合っています。

味噌煮込みうどんと迷いましたが、ここはやはり蕎麦を頼みます。
“鴨南そば”と“そばがき”を注文しました。

コシが効いているお蕎麦と、もちもちのそばがき

まずは“鴨南そば”からいただきます。
普通盛りを注文しましたが、なかなかのボリューム!
量が多くて満足という口コミをちらほら見かけてはいましたが、本当にボリュームがすごいです。
蕎麦はコシがしっかりと効いていて、食べ応えがあります。
玄そばから製粉までの工程をすべて店内で行っており、手打ちで丁寧に作っているので香りもとても良いです。

鴨肉は柔らかく、ネギと一緒に食べるとさらにおいしい。
汁は濃い目の味付けなので、一本一本蕎麦によく絡みます。

次は“そばがき”。
実は私、今まで“そばがき”を食べたことがなかったので、すごく気になり注文しました。

きれいなそばの葉っぱの上に、まんまるとしたそばがきが乗っています。
こちらもおにぎり2個分くらいありそうなボリューム。
箸で割ろうとすると、その弾力の強さにとても驚きました。
つゆにつけてから口に入れると、もっちもちで蕎麦の香りが鼻を通り抜けます。
醤油につけて食べると、また違う味が楽しめます。
初めてのそばがきは、かなりおなかいっぱいになりましたが、とてもおいしかったです。

こちらの店舗は2階席もあるので、ゆっくり食べたい方にはおすすめです。
にぎやかな帝釈天でお参りの後は、静かにランチタイムを楽しむのはいかがでしょうか?

鶯庵 やぶ忠
住所:〒125-0052 東京都葛飾区柴又6-1-5
アクセス:京成金町線柴又駅から徒歩5分
電話:03-3657-8568
営業時間:11:00~15:00
定休日:不定休

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。