金町は、京成金町線の駅の中で商店街が1番多く存在する街です。
特にJR金町駅の北口は、昭和40年に建てられた“金町駅前団地”を中心に6つもの商店街が広がっています。
北口を出て右側のエリアは、チェーン店や銀行など生活に便利な店や施設が多い”金町中央商店会”。
そこを抜けると、団地内の広場や住宅が増え少し閑静なエリアに変わります。
そのエリアも商店街になっており、“金町しょうぶ通り商店会”という名前があります。
その商店街の歴史は長く、団地と同じく昭和40年にさかのぼります。
同じ年にJR金町駅の北口が開通され、当時は“金町北口商店会”という名前でした。
その後、大型スーパーが何店舗もできたことで商店街は複数増え、似た名前から区別がつきづらくなっていました。
しかし、この商店街は都立水元公園で行われる『水元しょうぶ祭り』が開催されると観光客の通り道になることから、現在の名前に変更されました。
今回は“金町しょうぶ通り商店会”で、同じく昭和から続くお店をご紹介します。
赤いテントと赤い扉がわかりやすい外観
JR金町駅北口より徒歩5分ほど。
金町駅前団地のすぐ近くにお店はあります。
「焼肉 香養」
こちらは昭和53年創業、今年で43年になる老舗の焼肉屋さんです。
都内では焼肉屋といえば大手チェーン店がほとんどですが、こちらは個人経営の焼肉屋。
遠くからでも目立つ赤いテントに赤い扉が目印です。
店内はテーブル席とお座敷席に分かれています。
金曜日だったためかテーブル席は結構埋まっていたので、お座敷席にしました。
ふと網の上にある排煙フードを見ると、なんだか見たことあるようなものがくっついています。
お店の奥さんによると、なんとタルトを焼くときに使うタルト型だそうです。
なんでもたまたまサイズがぴったり合ったらしく、席に座って早々笑ってしまいました。
お得な平日限定セットがおすすめ
メニューを見ると、お肉は牛、豚、鶏の他にホルモンやイカやホタテなど海鮮系もあります。
ご飯ものはビビンバをはじめに、テールクッパやユッケジャンなどなど。
そしてなんとスープも8種類もありました。
その中で一際目を引いた平日限定セットをいただくことにしました。
まずは牛タンと鶏むね肉、野菜がきました。
熱々の網の上に置くとジュージューと良い音が。
2種類とも火が通りやすいお肉であり、塩コショウなど味付けもすでにしてあるので焼けたらすぐ食べることができます。
どちらもとっても柔らかくておいしい!
次はカルビとロース。
どれも大きくカットされているので食べ応えがあります。
併せて注文したサンチュに巻いて食べるとさっぱりしています。
セットの最後は小腸(マルチョウ)と豚ロース。
豚ロースは味噌ダレがたっぷりかかっていて、これはぜひライスと一緒に食べていただきたい一品です。
小腸も噛むと甘みがすごくてとてもおいしいです。
これで1セット1,980円ドリンク付きはすごくお得ですよね。(注文は2セットから)
ここでしか味わえない自家製タレが絶品
「焼肉 香養」ではタレやキムチ、ナムルなど自家製で作られています。
このお店でしか味わえない味だからでしょうか、ひっきりなしに団体のお客さんが入ってきます。
金曜日や土日などはお電話で予約をしてから来店するのをおすすめします。
他にもセット以外に注文した『上ハラミ』と『カクテキ』も絶品だったのでおすすめです。
また、他のお客さんがよく注文していたのが『レバー』でした。
ホルモン系もお店特製のタレにからめてあるので、ぜひ味わっていただきたいです。
焼肉 香養
住所:〒125-0041 東京都葛飾区東金町3-30-16
アクセス:JR常磐線金町駅から徒歩5分
電話:03-3627-4787
営業時間:17:00~23:30
定休日:水曜日・火曜日不定休あり