柴又のママさん手作り!素材にこだわったやさしい味「ママのじゃむ」

近年 “○○専門店”という飲食店や小売店を見かけることが多くなったように感じます。
これまでは洋菓子屋さんに行ったらケーキなど生菓子があって、クッキーやマドレーヌなど焼き菓子もあるなど、さまざまな種類の商品を取り扱うお店があたり前のような感覚がありました。
ですが、最近は食パン専門店、餃子専門店、カヌレ専門店などなど、さまざまなジャンルから“専門店”が生まれるようになりました。
今回は、すこし変わった“専門店”をご紹介します。

これぞ隠れ家?おうちのようなお店

京成金町線柴又駅より、徒歩2分。
先日ご紹介した『PIZZERIA luna e Dolce』の前を通る柴又街道を渡ると、すこしだけ住宅街に入ります。
そこに建っているオレンジ色のおうち。

こちらが今回ご紹介する「ママのじゃむ」。
なんと“手作りジャム”の専門店なんです。
一見、普通の住宅に見えますが、看板が出ているのを発見。

“きんかん丸煮 煮上がりました”などジャムにまつわるフルーツについて書かれています。
ご丁寧に入口の場所も貼ってあったので、入口にまわってみましょう。

こちらも普通の住宅の入口に見えますね。
営業中の札があることで、辛うじてお店だということがわかります。
すこしドキドキしながらインターフォンを鳴らします。
これまた丁寧なご対応で、オーナーさんがドアを開けてくださいました。

種類豊富なジャムはどれも濃厚でおいしい

お店兼ご自宅に入ると、すぐ玄関のようなスペースがお店になっています。

テーブルにジャムがずらりと並べられていて、種類が豊富。
できたての札が貼られたジャムも多数ありました。

迎えてくれたオーナーさんがひとつひとつ、ジャムの説明をしてくださいます。
使用しているフルーツの産地や、賞味期限、味や風味など。
お話しを聞いているとどれもおいしそうで全種類買ってしまいたくなります。

今回はこの4種類にしました。
左から『小田原さんちの梅のジャム』『愛しのルバーブ』『モア キウイ』『こはくレモン』。
私は甘いジャムよりも、酸っぱいジャムが好きなので、柑橘系を多めに選びました。

『小田原さんちの梅のジャム』は、梅のペーストを食べているかのような濃厚さ。
『愛しのルバーブ』は、色が特徴的だったので選びました。
ルバーブはあまり食べたことはないですが、以前見たイメージでは赤でした。
めずらしい緑がキレイなルバーブは、酸味強めのおもしろい味。

『モア キウイ』は甘酸っぱくてヨーグルトにぴったり!
『こはくレモン』はさわやかな酸っぱさがほどよく、ハチミツと一緒にトーストに塗って、ハチミツレモントーストにして食べました。

素材にこだわり、工房で手作りのジャムたち

柴又のママさんたちが作る「ママのじゃむ」は2008年にオープン。
『自分の娘に毎日でも食べさせられる』を基準に、素材にとってもこだわって作っています。
個人の農家さんから仕入れた国産フルーツを、収穫した翌日にはジャムにすることもあるほど。
フルーツの次に大事な砂糖は、北海道産てん菜糖・沖縄産花見糖オリゴ糖など、白砂糖を使わない、やさしい甘さからできています。
そして驚いたのは基本的に水もあまり加えないこと。
素材から出るうま味を活かし、体にやさしいジャム作りを続けています。

こちらのジャムは生協でも取り扱われています。
食と素材にこだわる方々にも人気の一品だそうです。
ネットでの購入も可能なので、気になる方はぜひ一度食べていただきたいです。

ママのじゃむ
住所:〒125-0052 東京都葛飾区柴又6-14-11
アクセス:京成金町線柴又駅から徒歩2分
電話:03-3659-3491
営業時間:月曜日-金曜日10:00-17:00
定休日:土曜日・日曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。