高砂は古くから続く店や病院、施設などが多く存在する街です。
店舗を例にして上げると、住居兼店舗として営業しているところが多く、家賃等があまりかからず続けやすいため、営業年数が長い店が多い傾向にあります。
新しい店ができ、すぐに閉店してまた次の店ができる。という循環はどちらかというと少ない街です。
言い換えてみると、長く続く店が多い街でもあります。
今回はそんな高砂に新しくできたお店をご紹介いたします。
老舗の横にできた新店
京成高砂駅北口を出ると、高砂で一番大きい商店街『高砂商店会』が広がります。
踏切を背にまっすぐ進むと黄色いテントの伊勢屋があり、その横に木造で作られたショーケースのお店が現れます。
2021年5月25日にオープンした「ラザニアと世界の料理 ロカンタ」。
店名の「ロカンタ」とはトルコ語で“食堂”という意味。
テイクアウト専門で、ラザニアをメインに日替わりの料理を提供しています。
以前から人気だったロカンタの料理
店主の岩本さんは墨田区八広にあるゲストハウス「墨田長屋」のオーナーでもいらっしゃいます。
以前は、墨田区の「share café分館」で毎週金曜日にイベントを開催し、多くの人々に料理を振舞っていました。
トルコ、タイ、ロシアなど国のジャンルを決めずいろんな国の家庭料理を作っています。
今回高砂で出店を決めたきっかけは、ビルオーナーさんとお知り合いだったため。
下町にご縁を感じるエピソードでした。
お隣が同じテイクアウト専門の伊勢屋ですが、おにぎりや和菓子を中心としたお店なので、ジャンルの違う多国籍料理のお店が来たことで、とても華やかな商店街になったと感じます。
都内でもなかなか出会うことのないラザニアをメインとしたお店ということで、開店した日はほぼ売り切れて、早めに閉店することも多いそうです。
ひとつひとつ手の込んだ料理や焼菓子
さっそくテイクアウトして自宅でいただきます。
ラザニアとサラダ2種、焼き菓子はスコーンを購入しました。
ラザニアは自家製のミートソースがたっぷり。
トマトの酸味と香草の香りが楽しい一品で、そのまま食べても良し、パンなどに乗せて食べるのも良し。
毎朝焼いているラザニアはさすが看板商品なだけあってとてもおいしかったです。
サラダは“ロカンタのコールスロー”と“にんじんとコリンキーのソムタム”の2種類。
コールスローはマヨネーズとチーズがすこし混ぜてあるので、さっぱりとした中にコクがあり、ラザニアと相性バツグン。
にんじんの方は、まずコリンキーという初めて聞く野菜が気になりました。
コリンキーとはかぼちゃの一種で、サラダかぼちゃとも呼ばれ、生でも食べられるそうです。
触感はにんじんと似ていて、歯ごたえを感じます。
味付けはソムタムというタイやラオスで食べられる料理がベース。
ナンプラーとライムの組み合わせがエスニックさを感じさせる夏らしいサラダでした。
スコーンは可愛いお店のロゴシールが貼られています。
こちらのスコーンはしっとりタイプ。
ざくざくとは正反対のふわふわな触感で、食後のコーヒーとよく合います。
1日12個限定なので、確実に食べたい方は早めに行くのがおすすめです。
こちらのラザニアやサラダ、スコーンはネットショップでも購入可能です。
日替わりでグリーンカレーやラタトゥイユが出される日もあるので、今日はどんな国の料理が食べられるか楽しみになりますね。
今回は下町に新しくできたお店「ラザニアと世界の料理 ロカンタ」をご紹介しました。
ラザニアと世界の料理 ロカンタ
住所:〒125-0054 東京都葛飾区高砂8-26-1
アクセス:京成線京成高砂駅北口から徒歩2分
電話:非公開
営業時間:木曜日~土曜日11:00~14:00(売り切れ次第終了)
定休日:日曜日~水曜日