みなさんの思う下町ならではのお店とはなんでしょうか?
私は『老舗』が下町ならではのお店だと思います。
古くからその街で愛され続けている理由が、その店の料理を食べることでわかる気がします。
今回も多くの人々が足しげく通う『老舗』をご紹介します。
3代目が守り続ける人気中華料理店
柴又駅から京成高砂駅方面へ徒歩6分ほど歩くと、黄色い大きなテントが目に入ります。
「中華料理旭屋」は今年で51年目を迎える老舗中華屋です。
半世紀以上も続くお店は、現在は3代目が切り盛りしています。
店内はカウンター席が4つ、テーブル席が6つほど。団体も入れるほど、店内は広々としています。
中華料理屋っぽい赤いインテリアも雰囲気がありますね。
天井の壁紙もステキですが、最近ではあまり見かけなくなった鳩時計が良い味を出しています。
照明の側面に中華料理らしい模様が描いてあるのもなんだかかわいい。
平日の12時頃に伺いました。
店内では地元の方々と思われるご家族が2グループおり、店内はなかなかのにぎわいがあります。
私たちがメニューを選んでる際にも続々とお客さんが入ってきます。
ランチタイムということで、どんどん席が埋まっていきました。
人気のラーメンは太麺と細麺が選べる自家製麺
今回注文したのは“天津メン”と“カレーライス”。
まずは“天津メン”から。
厚みのある玉子焼きとあんかけが見るからにおいしそうです。
鮮やかなグリーンピースが色合いのアクセントになっていて、よりおいしそうな見た目です。
アツアツのあんかけは結構スープ寄りで、どろっとしているタイプよりもサラッとしています。
玉子焼きの下には黄色味の強いちぢれ麺が。こちらの麺は毎日お店で作っている自家製麺。
看板メニューでもある“ラーメン”が人気なだけあって、麺類のメニューだけで24種類もあります。
人気の理由はもうひとつ。太麺と細麺が選べるのがポイントです。
もちもちとした食感を楽しみたい方は太麺、つるつるとしたのどごしが好きな方は細麺がおすすめ。しっかりと出汁を取っているスープにどちらもよく合います。
ピリ辛のカレーライスは具材がごろごろ
次は“カレーライス”。
色が明るめのルーがとってもおいしそう。
福神漬け、らっきょう漬けが付け合わせで乗っており、こちらもグリーンピースが良いアクセント。
スパイスよりも出汁の味を感じる中華屋さんならではのカレーライスです。
辛さはピリ辛。お蕎麦屋さんのカレーライスよりも甘くない印象。
すこし固めに炊かれたご飯もちょうどいい。具材は豚バラと玉ねぎが多め。
大きめに切られた具材がごろごろと入った、食べ応えのあるカレーライスでした。
手作り餡の“餃子”も人気な「中華料理旭屋」
土日のランチタイムには駐車場も埋まってしまうほど人気がある「中華料理旭屋」。
ラーメンの他にも、手作りの餡がつまった“餃子”も人気メニューだそうです。
3代に渡り変わらない味を守り続けているのが、長く愛される理由なのでしょう。
私の父も小学生のころから通っており、お店に来ている方々もご家族連れが多い印象でした。
柴又に訪れた際は、地元の人々が集まる『間違いないお店』を楽しむのはいかがでしょうか。
中華料理旭屋
住所:〒125-0052 東京都葛飾区柴又1-24-3
アクセス:京成金町線柴又駅から徒歩6分
電話:03-3607-5211
営業時間:11:30-15:00、18:00-21:00
定休日:水曜日