最近はめっきり見かけなくなった駄菓子屋さん。子どもの頃、お小遣いを握りしめて遠足のおやつを買いに行った記憶がある人も多いのではないでしょうか?
そんな懐かしい駄菓子屋さんが柴又にあると聞き、さっそく行ってきました。
40年以上続く駄菓子屋さん「ともだち」
「ともだち」は、40年近く続く駄菓子屋さん。柴又駅から徒歩約3分のところにあります。明るく朗らかな店主は、地元の子どもたちのお母さんのような存在として長年親しまれています。
昔は柴又周辺には駄菓子屋さんが多くあったようですが、今は2軒のみになってしまいました。
実は、こちらのお店は以前はギフトを販売をしていたそうです。そして、縁あって今は駄菓子屋さんとして営業し続けているそうです。すっかり地域の子ども達の憩いの場ですね。
周辺の駄菓子屋さんがなくなってしまった背景には、子どもの人口が減ってしまったこと、子どもの需要がゲームへと変わってしまったこと、駄菓子の値上げ等々が関連しているようです。また、近年ではコロナの影響により、遠足がなくなってしまったことでお客さんの足も遠くなってしまった、と話してくださいました。
とは言っても、この日も夕方になると幼児から中学生まで次々にお客さんの来店がありました。みんな常連さんのようで、店主に元気に挨拶をしていました。
中学生の子どもたちは小学生の頃から足を運んでいたようです。地元ならではの温かい関係性を感じることができました。
店舗入口の上にある「ともだち」という看板の文字も趣があってすてきです。ほっこりとした気持ちになりますね。
駄菓子がいっぱい!わくわくする店内
さっそく店内に入ってみると、店内はとても清潔に保たれていました。子ども達の選びやすいように商品が配置されていることからも店主の気遣いが感じられます。
懐かしい駄菓子に囲まれてテンションがあがります
小さな駄菓子屋さんですが、種類は多く、珍しい商品がたくさん。店内中を楽しく見て回りました。実は懐かしく感じられる駄菓子もパッケージが変わっていたり、似たような駄菓子でも味が全然違っていたり、販売元が変わっていたりと変化があるようです。
値上げしたとはいっても、他の駄菓子屋さんに比べてかなりお手頃。子どもがカゴにたくさんのお菓子を入れても、親御さんは笑顔で購入し帰っていきます。
駄菓子を購入してみました
今回、購入したものをご紹介します。かなり悩みましたが、まずは懐かしいラムネ菓子とチョコフォーをセレクト。
そして、初めて目にしたベビースターのぐるぐるもんじゃも購入しました。
店主さんが言うには、ベビースターのぐるぐるもんじゃは、タコ煎餅の上にラーメン菓子を一緒にのせて食べると一層おいしいということだったので、3点セットで購入してみました。
駄菓子は食べるのももちろん楽しいですが、選ぶのも楽しいですよね。友達同士でワイワイ相談しながら購入していく子どもたちがとても楽しそうでした。
駄菓子屋さんといえばこんなおもちゃも
壁には懐かしいおもちゃが並んでいます。水風船や紙風船、水鉄砲などもありました。100円以下でおもちゃが買えるなんてびっくりですよね。100円ショップで買うよりも安いです。
こちらの棚にもおもちゃが並んでいます。乗り物系など男の子向けでしょうか。シャボン玉の液もありますね。このお店で駄菓子とおもちゃを買って、公園に遊びに行くのが定番のコースになりそうな気がします。
次々新しいものへと需要が変わってしまう今、駄菓子の販売は多くの困難があるようです。しかし、地域の子ども達の憩いの場としても、長く続いてほしいお店だと思いました。
全部でいくらになるかな、お小遣いで足りるかな、と計算しながら駄菓子を選んだことは子どもの頃の良い思い出になりますよね。
お子さんと一緒にぜひ足を運んでみてください。もしかしたら、駄菓子屋さんの懐かしい光景を見て、お子さんよりも親御さんの方が夢中になってしまうかもしれませんね。
ともだち
住所:東京都葛飾区柴又6丁目12-16
アクセス:京成金町線「柴又駅」から徒歩約3分
営業時間:10:00~19:00
定休日:日曜日