観光客は知らない!?柴又駅前にある地元密着の町中華「四川」

寅さんで有名な町、柴又。
名前は知っているけど、行ったことないという人も多いのではないでしょうか?

葛飾区の文化的保存地区にも指定されているように、葛飾区が誇る観光地ですが、電車で行くとなると、金町か高砂から京成金町線というローカル線に乗らないと行けません。

金町、柴又、高砂の3駅しかないローカル線です。

柴又駅の改札を出ると、目の前に寅さんの像が現れます。

その奥には妹のさくらの像が立ちます。
寅さんはさくらの像を見つめています。

この道をまっすぐ進めば帝釈天参道です。観光客のほとんどはそちらへ進みます。

しかし、まっすぐに行かず右に曲がると、地元の人たちの生活エリアになります。

今回はこっちに行ってみます。

テレビにも紹介された地元密着のお店

さて、商店街を歩くと1分もしないうちに黄色いテントのお店が見えます。

今回ご紹介する「四川」です。

以前は赤いテントに「四川」と書いてあったのですが、今は四川の名前はありません。

代わりに「なつかしいラーメン」と書いてあります。これが目印です。

平成15年の創業とのことですが、お店は昭和テイストの典型的な町中華です。テントだけが新しく感じます。

そしてもう一つ目に飛び込んでくるのがこちらです。

BS-TBSの人気番組「町中華で飲ろうぜ」のポスター。

このポスターがある町中華は、マニアの間ではすでにお墨付きということです。

番組では玉ちゃんと内山君が訪れたみたいです。
今日はここにしましょう!

なんでもおいしいと評判のお店

お店は夫婦2人で切り盛りする典型的な町の中華屋です。

こぢんまりとした家庭的な店内。我が家に帰って来たみたいにほっと落ち着きます。

メニューをみてみます

ラーメンは600円から。オーソドックスな町中華のメニューが並びます。

焼きそばメニューが豊富です。どれもおいしそう。
なぜか、えびやきそばだけ焼きそばじゃなくて、平仮名でやきそばになっているのも、町中華のご愛嬌ですね。

写真付きのメニューはお店の自慢かもしれません。

女将さんが2歳の息子用に取り皿を用意してくれました。

子ども用の麦茶だけ氷無しにしてありました。
こういう細かい気配りがうれしいですよね?

なつかしいラーメンを頼んでみました

息子がトマトが大好きなので、まずはトマトを頼みました。
大きいトマトがたっぷりあって息子も大喜び。
子ども用にぴったりのメニューですが、意外と酒飲みにも愛されるメニューなんですよね。

ここ四川は昼飲みも夜飲みも出来る、地元のお酒好きの人たちのオアシスでもあるのです。

内山君は、ここの酎ハイは「硬い!」と言ってました。硬いは(濃い)という意味のようです。
玉ちゃんもつられて「硬い!硬い!」と大喜びでした。

息子とシェアできるよう、妻は半チャーハン、ラーメンセット900円を頼みました。

息子用にちょうどいいサイズの半チャーハン。

味は昔ながらといった感じの、子どもも大人も誰もが大好きな味です。

ラーメンはまさに、なつかしいラーメン。
細麺で、スープは手の込んだ優しい味でした。

そして私は、角煮ラーメンを頼みました。
トロトロの旨味に、ゴロゴロの角煮が4つ入ってます。これはオススメです。

そして四川に来たら外せないのが特製餃子です。

見て下さい!見るからにおいしそうですよね?

もちもちの茹で餃子の上に、芝麻醤を使った特製のゴマダレがかかっています。
これ目当てのお客さんも多いみたいです。

ご飯に合うのは間違いないですが、お酒と一緒に何皿も食べられそうです。

まさに四川の看板メニューです。

やっぱり中華はほっとしますね。

柴又は帝釈天以外のエリアも、下町風情の残る素朴でゆったりとした雰囲気がたくさん残っています。

帝釈天散歩の前に、地元の人たちに愛される「四川」でおいしい中華はいかがですか?

四川
住所:東京都葛飾区柴又4丁目9-1
アクセス:京成金町線「柴又駅」から徒歩約1分
TEL:03-3650-8070
営業時間:11:00〜14:30/17:00〜20:00
定休日:月曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。