下町ロマンを感じる街なみの帝釈天参道は、何件もの和菓子屋が軒を連ねる食べ歩きの激戦区。
そこに並ぶ「立花屋」では、昔ながらの一枚一枚手焼きのお煎餅を購入することができます。
独特な渋味があり、香ばしく歯ごたえのある煎餅は、お茶うけやおつまみにぴったりなんです。
今回は柴又で人気のお煎餅屋「立花屋」さんをご紹介します。
食べ歩きの激戦区にある人気店「立花屋」
京成電鉄柴又駅から徒歩2分。帝釈天に向かう参道にお店があります。
柴又駅周辺は地図や標識が充実しており、いたる所に柴又帝釈天門前参道商店街への道筋の案内があります。
参道へ向かう途中には、観光案内所などもあるため、わからないことがあった際は寄ってみるのもいいかもしれません。
一枚一枚手焼きの煎餅が売りのお店
葛飾米の産地であった柴又には団子やせんべいといった米を使った名物が残っています。
「立花屋」はその一つ、老舗の米菓店。100年以上の歴史があるお店です。
最初の頃の味は「ごま、青のり、しょうゆ」の3種類で、戦後から種類が大幅に増えたそう。
一番人気はかた焼のお煎餅
私が訪れた平日14時頃もお客さんが絶えず、皆さんかた焼のお煎餅を求めていらっしゃるようでした。
かた焼のお煎餅は歯ごたえが他の煎餅よりある分、噛む回数が多いのでじっくり味わえる一品です。
しかし、人気のかた焼はお正月にすべて売り切れてしまったようで、その人気ぶりがうかがえます。
醤油むじ煎餅はふつう焼、中かた焼、かた焼を選ぶことができますが、かた焼は生地の調整上、冬季のみの販売となっています。
今回は中かた焼の醤油煎餅を購入しました。
「中かた焼の醤油煎餅」をいただきます
中かた焼の醤油煎餅はしっかりした歯ごたえの良さが決め手です。
少し濃いめの醤油味で独特の風味が味わえます。醤油の味はしっかりしていて、噛むたびに醤油の香りが口に広がります。香りがくどくない感じでおいしかったです。
おせんべい自体が少しかためなので、子どもはたべるとき注意が必要かもしれません。
おせんべいで使われるもち米のあまみと、しょうゆの塩味が口の中で見事に溶けあい、手が止まらない!
歯ごたえのある食感で、噛めば噛むほど、煎餅の香りと海苔の風味が増します。
手ごろに何枚も食べてしまいそう…。ぜひお茶を一緒に飲みたいですね。
ほかにもいろんな種類のお煎餅が
立花屋にはほかにも、えび入り、青のり入り、みそ、唐からしから人気のザラメもあります。
お煎餅は一枚一枚好きな味を選ぶことはもちろん、お土産としてセットを購入することも。
独特な渋味があって、香ばしく歯ごたえのある煎餅は、お茶うけやおつまみにぴったりです。
みなさんもぜひ、柴又にお越しの際は「立花屋」さんのかたいお煎餅食べてみてくださいね。
立花屋
住所:東京都葛飾区柴又7-7-6
アクセス:京成電鉄「柴又駅」から徒歩約2分
電話番号:03-3657-0928
営業時間:9:30-17:00
定休日:不定休