葛飾区・金町は多くの喫茶店が残る街というのをご存じでしょうか。
近年駅周辺が再開発され、新しい施設やお店ができたことで、より多くの人々でにぎわっている金町。
数多くの喫茶店が点在するため、喫茶店好きの方々がこぞって巡りにくる街でもあります。
今回ご紹介するのは、そんな金町で最古の喫茶店です。
歴史を感じさせる食品サンプルや内装
JR金町駅北口を出て右に向かうと、洋菓子不二家の2階に「田園」という喫茶店があります。
その角を曲がると金町駅前通り商店会に入ります。
松屋やオリジン弁当、日高屋など大手チェーン飲食店の他に、三菱UFJ銀行や不動産、薬局など生活に便利な店舗が多く並んでいる、とても活気溢れる商店街です。
その商店街の真ん中に位置するのが「純喫茶シャレード」。
緑色の看板が目印です。
入口の横には少し日に焼けている年季の入った食品サンプルたち。
店内に入るとまず目に入る、ダークブラウンの革張りのソファがなんとも渋い。
入口入ってすぐ左には、喫茶店ならではなテーブルゲームの席もあります。
本棚には大量の漫画もあり、奥の席にはじっくりと読み続けているお客さんもいました。
正面からは見えなかった丸窓も、とてもレトロでステキです。
ご夫婦で営む喫茶店は今でも大人気
「純喫茶シャレード」は1969年(昭和44年)創業、今年で52年目を迎えた金町で最古の喫茶店です。
ご夫婦が営むこのお店は、現在でも大人気。
平日のランチタイムは満席になることが多く、52年経った今でも人々でにぎわっています。
テレビ番組にも紹介されたことが多々あり、地元では金町を代表する店のひとつにもなっているんだとか。
少し小さめのテーブル席に座ると、優しそうなママが迎えてくれます。
メニューはなかなかに豊富で、サンドウィッチは8種類、トーストは7種類、デザートはなんと13種類もありました。
豊富なメニューで決めるのにかなり時間がかかってしまいました。
特に“シャレード特製ナポリタン”と“シャレード特製オムライス”のどちらにするかなかなか決められず…。
メニューの中で唯一“シャレード特製”の記載があったのですごく気になりました。
“シャレード特製オムライス”と“プリン”を注文
散々悩み、今回は“オムライス”を注文。
運ばれてきたオムライスは銀皿に乗っていて、レトロな見た目が可愛い。
ランチタイムにはサラダとスープが付いてきます。
チキンライスには野菜と鶏肉がごろごろと入っており、ふわふわな卵と歯ごたえたっぷりなチキンライスがとっても良いバランス。
食後にデザートも頼みました。
普通の“プリン”と“プリン・ア・ラ・モード”の2種類があり、今回は“プリン”にしました。
小さいカップでくるのかと思ったらびっくり。
楕円型のステキなグラスに乗ってきました。
プリンの両脇に絞られたホイップクリームに、みかんのシロップ漬けがちょこんと飾られています。
カラメルはトロトロではなく、しっかりとプリンにくっつくほど濃厚なタイプ。
堅焼きのプリンとホイップを少しつけて一緒に口に入れると、甘さが広がります。
最後はサービスで昆布茶がいただけます。
店内にあるテレビを見ながら昆布茶をすすり、ゆっくりと過ごさせていただきました。
次はモーニングを食べに訪れたいと思います。
純喫茶シャレード
住所:〒125-0041 東京都葛飾区東金町1-43-8
アクセス:JR常磐線金町駅北口から徒歩3分
電話:03-3609-5903
営業時間:火曜日10:00~20:00
水曜日~日曜日10:00~22:00
定休日:月曜日