金町にはおいしいもつ焼き屋や焼き鳥屋がいくつもありますが、個人的に1番おいしいと思う焼き鳥屋、もつ焼き屋が2軒あります。
どちらも「柴又さんぽ」で紹介しています。
1軒は「くらや」
https://shibamata.yesfuji.com/gourmet/yakitori/kanamachi-kuraya-w287-20230308/
もう1軒は「さとむら」
https://shibamata.yesfuji.com/gourmet/yakitori/kanamachi-kushiyakisatomura-w145-20220510/
2軒とも北口の金町一番街通りにあります。
「1番なのに2軒もあるじゃないか?」といわれそうですが、はい、2軒もあります。
でももしかしたら3軒になりそうです。
金町一番街通りの入り口に、また一つおいしいもつ焼き屋さんを見つけました。
それが今回ご紹介する「もつ焼き みよし」です。
昼12時から開いている貴重なもつ焼き屋
我が家には3歳の息子と、生後2ヶ月の長女がいるので外食ができません…。
飲みにいくなんてもってのほかです。
この日は妻が下の娘を連れてお友達に会いにいくので、久しぶりに1人の時間ができました。
滅多にない機会、何をしようかあれもこれも考えていたところ、妻が一言「せっかくだから飲んできたら?」と、なんとも優しい提案(悪魔のささやき?)をしてくれました。
「行ってきま〜す。」
でも、せんべろの町、金町でも昼から飲めるお店が意外にもありません。
そんな中みつけたのがもつ焼き みよしでした。

ラーメンチェーンの「ちりめん亭」があった場所といえば、昔からの金町の人にはわかりやすいかもしれません。
ちりめん亭は長らくこの地で営業していましたが、2022年頃に突然閉店、その後、別のラーメン屋兼居酒屋がオープンしましたが、ここは僅か一年程で閉店。
そして2024年6月にオープンしたのがもつ焼き みよしでした。
さぁ、久しぶりの昼飲み開始!
ちょっとわくわくです。
いざ入店
店内はカウンター席がメインです。
奥にテーブル席が2席あります。

先客はテーブル席に2名。途中年配の男性が1名来られて、サクッと飲んで帰られました。
平日のこの時間からゆっくり昼飲みできるのは幸せですね。
この日は一杯で終わらせるつもりでしたので、本日の一杯は「みよし特製ハイボール」に決定。

この琥珀色がいいですね。
まさに下町ハイボールです。
一般的にハイボールといえばウイスキーハイボールですが、下町ハイボールは焼酎です。
焼酎と炭酸と謎の琥珀色の液体。これが東京の下町で飲まれている典型的なボール(ハイボール)です。
この琥珀色の液体はお店によってそれぞれなのですが、みよしのハイボールは甘くない。
ドライでビターなテイストで、もつ焼きと一緒に何杯でも飲めそうです。
もつ焼きは109円から
さて、まずはもつ焼きから。
何から焼いてもらいましょうか。

もつ焼きはなんと109円(税込)からあります。安い!
もちろん全部食べたいのですが、とりあえずはサクッとレバー、コブクロ、ハラミ、カシラを注文。

目の前のこれ!うまそう……。

さっそく注文。それがこちら「どて煮」 495円(税込)です。

煮込みは酒場の顔です。
白味噌ベースのお店が多いですが、みよしのどて煮は八丁味噌仕立てで、深い味わいが他店とは一線を画したおいしさです。
ちなみに八丁味噌とは、元々は愛知県の岡崎城から八丁目のところで作られた赤味噌のことをいいます。
そうしているうちに、ハラミ 176円(税込)が焼き上がりました。

下町のもつ焼き屋では、2本縛り、4本縛りの様に同じ部位を注文するときは最低本数が決まっているお店が多いですが、ここみよしでは縛り無しの1本から注文できるのが、特に1人飲みには嬉しいですね。
ハラミは噛むほどに肉の旨みがジュワーっと広がり、ハイボールとの相性抜群です。
赤い薬味は不思議とそれほど辛くありません。
聞いてみると、紅生姜と味噌と調味料をあわせたものらしく、ベースは味噌とのことでした。
いうまでもなくもつ焼きとの相性は抜群です。

カシラ 198円(税込)が焼き上がりました。
柔らかい。しっかりとしたタレがあとを引くおいしさです。

コブクロ 109円(税込)はしっかりとした塩味、コリコリとしてお酒が進みます。
「時間かかりますよ。」といわれていたレバー 109円(税込)が焼き上がりました。

これはうまい!
これ、本当に109円?
レバーはもつ焼き屋の顔ですが、109円でこのクオリティーはなかなか無いです。

「時間かかりますよ。」というのはその場でさばいて串に刺して焼いていたからなんですね。
この時間には大きなレバーのかたまりが見えましたが、夜になったらすぐに売り切れちゃうんだろうなぁ…。
開店とほぼ同時というのもあったのかもしれませんが、できたてで熱々の柔らかなレバーは絶品でした。
これで109円だったら、こればっかり食べ続けたいけど反則ですよね。
そうこうしているうちに気になるメニューを発見。

なんと久しぶりに「レバ刺」の文字を見ました。

それがこちら!
低温調理してあるので歯応えシャッキリ、でもお味は紛れもないレバー刺しの味です。
思わず「お久しぶり!」と言いたくなりました。
ネギも2種類ににんにくチップもふんだんに添えられていて、これで429円(税込)?
もう2皿でも3皿でも頼みたいです。
もつ焼き2巡目いきます!
さて、もつ焼きを続けましょう。
レバーと同じくお店のレベルをはかる上で外せないのが「つくね」です。
2巡目はつくねとナンコツを注文しました。
つくねはタレか塩か聞かれました。
普通はタレですが、塩を聞いてくるというのは自信のある証拠です。頼まない手はないでしょう。

結果大正解!
つくね 198円(税込)はナンコツのコリコリにさまざまな隠し味が混ざっていて、これも10本食べたい!
ナンコツ 109円(税込)は、コリコリのナンコツとネギの相性が絶妙です。
3巡目いきます!
一杯で終えるつもりでしたが、やはりそうはいきませんでした…。

梅割り 418円(税込)。
キンミヤ焼酎と梅シロップ。下町の大衆酒場でよく飲まれている飲み物です。
程よい甘さで非常に飲みやすいのですが、一口飲むと、ズンときます。

ハツモト 109円(税込)。
気になる99円メニューをもう一本頼んでみました。
ナンコツとコブクロを足したように、弾力がありつつもコリコリです。しっかりとした塩加減です。

これが私のテリトリー、我が王国です。
カウンターは私1人しかいませんでしたが、この様に自分の島を作ってちびちびやるのが1人飲みの醍醐味です。

早い時間は目の前で色々な仕込みが見れるのも楽しいですね。
女性スタッフがテキパキと仕込んでいます。
聞けば2歳のお子さんがいらっしゃるとのこと。
この後16:30に保育園にお迎えとのことです。
もちろん2歳のお子様もみよしのファンだということです。
みよしは全席禁煙。子供にも優しいキッズフレンドリーなお店です。
4巡目行きます
そろそろシメといきたいところです。

オススメの「煮込み豆腐メシ」550円(税込)でシメたいと思っていたのですが、最後どうしてもシロを頼みたかったので、シロを注文。
しかしシロは残念ながら品切れとのこと。
テッポーがシロと同じ部位とのことでしたので、そちらを注文。あわせてタンも注文しました。

タン 176円(税込)。
熱々でおいしい!程よいコリコリで、噛みやすく固さがありません。

そしてテッポー 143円(税込)タレで頼みました。
弾力があって噛むほどにうまみを味わえます。
串の下の肉はまた違った食感です。
串はバラさないで1人1本ずついただくのがいいですね。
本当は煮込み豆腐めしを食べたかったのですが、もうお腹いっぱいです。また次回。
以上、シメて2769円!
本当に安いです。

- 昼から飲める
- 安くておいしい
- キッズフレンドリー
せんべろの聖地金町で、三拍子揃ったもつ焼き屋はここ「みよし」だけです!
本当にいいお店を見つけました。
今度また英会話の帰りに息子と来ちゃおうかな。
みなさんもぜひ足を運んでみて下さいね。
もつ焼きみよし
住所:東京都葛飾区東金町1-22-6 セントラルビル1F
アクセス:JR常磐線「金町駅」から徒歩約2分
京成金町線「京成金町駅」から徒歩約3分
TEL:03-5672-9626
営業時間:月~木・日 12:00- 22:00 L.O. 21:30
金・土・祝前日 12:00-22:30 L.O. 22:00
定休日:不定休