金町で昔から地元の人たちに愛される中国料理のお店「龍園」

金町にはたくさんの中華料理屋がありますが、大きく3つのカテゴリーに分けられます。

1.駅前にある銀座アスターのような高級中華
2.昔ながらの町中華
3本場中国の方が営む中華料理屋

しかしこのいずれのタイプにも属さない昔ながらの中華料理屋が、今回ご紹介する「龍園」です。

金町駅北口を出て左に進み、理科大通りを5分ほど進むとありますが、この辺りはお店の入れ替わりがとても激しいエリアです。

ここ10年間でも、八百屋、ラーメン屋、唐揚げ屋、美容室、百円均一ショップ、メロンパン屋等、いろいろなお店が無くなり、更にはセブンイレブン、三菱UFJ銀行、イトーヨーカドーまで無くなりました。

そんな、移り変わりの激しいこの通りで、10年以上全く変わらぬ姿で営業しているのがここ龍園です。

私が金町に住んでもう10年以上になりますが、ずっとここにあります。

でも一回も入ったことないんですよね…

今回初めて、龍園に入ってみることにしました。

町中華でもなく高級中華でもない、家庭的中国料理店

まず看板や暖簾には中華料理ではなく、「中国料理」と書いてあります。

一見同じように見えて、この違いは大きいです。

中国では中華料理という言葉は使わないそうです。

中華料理とは、日本人に合うようにアレンジされた中国風料理のことを指します。町中華などはまさにその典型ですね。

町中華の店主はだいたい日本人ですが、中国料理と書いてあったら、店主は本場中国の方と思って間違いないです。

入口にある円卓のようなデザインのメニューが中国っぽさを感じます。

この日の日替わりランチメニューはこちら。

1.四川麻婆豆腐
2.豚肉ときくらげと卵の炒め
3.酸辣湯麺
4.カタヤキそば
5.中華丼

メニューだけ見ると町中華っぽいですね。

さっそく入ってみます。

店内は細長く、1階にテーブル席が2つあります。
2階は厨房が無い分、テーブル席が5席となっています。

我々はタイミングよく1階の席に着きましたが、すぐに満席になりました。

こういう読めないものも中国料理のお店っぽさに拍車をかけてますよね。。

席に着くとお水ではなく中国茶が提供されます。
このお茶はポイント高いです。ほっと心が落ち着きます。

お店は中国語訛りのある優しい奥様と、厨房には旦那様、夫婦2人で切り盛りしています。

なんとなく中華街の小さいお店に来たような感じがします。

ランチセットをいただきます

日替りランチは税込1000円です。

私は酸辣湯麺、妻は四川麻婆豆腐にしました。

酸辣湯麺です。
最近流行りのパンチのあるような味ではなく、昔からあるような家庭的で優しい味です。
麺がとてもおいしいです。

セットの餃子は3個ついていますが、皮は手作りでしょうか?モチモチしていて、お店の人気メニューのようです。

妻の四川麻婆豆腐も味見させてもらいました。

花山椒がピリッと効いていますが、麻婆豆腐自体はやはり優しい味です。

餃子が2個付いて、その他付け合わせを含めると結構なボリュームになります。

麻婆豆腐単体でドーンではなく、いろいろなものがついてお腹いっぱいになるので、女性にはうれしいセットです。

どれを食べてもご主人の人柄がにじみ出ているような丁寧な味です。
奥様も優しくてとても家庭的なお店です。

金町の人たちに長く愛され続けている理由がわかったような気がします。

駅からも近く、ほっと落ち着く町の中国料理屋さん。

今度はぜひディナーで訪れたいと思います。

お近くの際はぜひ足を運んでみてくださいね。

龍園
住所:東京都葛飾区東金町1丁目11-2
アクセス:JR常磐線「金町駅」から徒歩約4分
京成金町線「京成金町駅」から徒歩約5分
TEL:03-3600-7728
営業時間:11:30〜21:00
定休日:月曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。