金町駅南口には、ベルトーレ金町やヴィナシス金町などのマンションが立ち並んでいます。
各マンションにはそれぞれ地元住民に重宝されている公共施設やお店などがありますが、今回はベルトーレ金町の3階に2021年11月にオープンした公共施設である「カナマチぷらっと」へ訪れました!
ベルトーレ金町3階のカナマチぷらっとには何がある?
階段かエレベーターを利用して3階へ移動します。
体温測定がお出迎え カナマチぷらっと
3階のフロアがすべて「カナマチぷらっと」となっています。
OPENの札と体温測定機がお出迎えしてくれました。
平日の16時頃に訪れたのですが、マイナンバーカードの配布場所でもあったためか、入り口からすぐ目の前に広がっているロビーは大勢の人でにぎわっていました。
広々とした開放的な空間に備えられている机や椅子で、さまざまな年代の方が各々の時間を過ごしていました。勉強中の学生や、コーヒーブレイク中の女性がいたり、学校帰りに友達と待ち合わせしてやってきたらしい小学生もいて、全体にはあたたかい空気が漂っていました。
「カナマチぷらっと」の施設長である小林さんに施設の特徴と魅力をお聞きしながら、ぐるりと施設を見学させてもらいました。
開放的なロビー、ピンクの旗はいったいなに?
写真の手前のスペースがロビーとなっており、交流や歓談など自由に利用できるスペースとなっています。イベントや掲示物なども確認できる場所となっており、とにかく開放感が気持ちよいスペースとなっていました。
ピンク色の旗は「赤ちゃんの駅」ののぼりです。外出した際におむつ替えや授乳などが気軽に行える場所という意味合いを持ちますが、ぱっと見たときに目立ちますね。
小林施設長によると、カナマチぷらっとには男女それぞれのトイレのほかに子どもの身長で利用しやすいキッズトイレを設備しており、またおむつ交換といえば女性用トイレというイメージがありますが、男性トイレにもおむつ交換台を設置しているそうで、性別の垣根を超えて育児をしやすい環境を整えているとのことでした。
さすが赤ちゃんの駅です!
このロビーの奥は料理実習室となっており、IHコンロやオーブンレンジ、食器類を取り揃えていて、食材を持ち込むことで自由に料理をすることができるそうです。仕切りを使ってロビーとは隔離できる造りになっており、施設としての柔軟性と工夫が垣間見ることができました。
子どものための空間づくり
続いてはキッズスペース(ベビースペース)です。
大きな窓が外の光をたっぷり取り込んで、明るい空間になっています。
靴を脱いでフロアに入ると、童心をくすぐられる子ども向けの面白そうな玩具がたくさんありました。
実際に楽しそうに遊んでいる子どもたちの姿もあり、はしゃぐ声があたりに響いていました。
手洗い場も完備されていて、感染対策や衛生面もばっちりです。
床暖房機能もあるらしいので、冬でも寒くないですね。
家庭ではなかなか用意できないおもちゃを幅広い層に遊んでもらえるよう、地域の方の意見を伺いながら準備しているそうです。
おままごとのやりがいがありそうな、大人もワクワクするような玩具がありました。
乳幼児エリアには赤ちゃんが広々と遊べるスペースや授乳室があり、離乳用ウォーターサーバーも完備されているとのことでした。
新しいひらめきを生む創作室
キッズスペースの隣は創作室です。
工作、木工作、描画などの講座を開催しており、また予約して利用するらしいのですが、講座開催時以外や予約外の時間はいつでも開放されていて、室内に用意されている折り紙や色えんぴつで自由に遊ぶことができるそうです。
親子で気軽に楽しめるライブラリースペース
創作室の前にはライブラリースペースがありました。ぱっと目に入る棚には、
子どもたちに人気の作品がずらりと並べられています。特集で並べることもあるそうです。
棚の裏にもたくさんの本が収納されています。絵本や児童書、子育てに役立つ本などが揃っていました。金町には大きな図書館もありますが、人気の本などの順番はなかなか回ってきませんし、気軽に手にとれる機会も少ないです。
でもカナマチぷらっとに来て、読みたかった本や気になっていた本、特集から見つける素敵な本との出会いがありそうです。
図書館のように貸出は行わず、館内のみで楽しめる仕様になっているからこその魅力ですね。
景色を一望できるパーソナルスペース
こちらは予約制のパーソナルスペースです。仕事や勉強などをするビジネスパーソンや学生さんなどに人気のスペースとのことです。もちろん誰でも利用できますし、用途は自由です。1日2時間の予約制ですが、無料で使用することができます。
完全個室で専用Wi-Fiも!
ワーク&スタディ(テレワークブース)です。こちらは20分100円の有料スペースですが、専用のWi-Fiが設置されており、完全個室となっています。外部の音を遮断できるそうなので、テレワークなどにぴったりのスペースですね。こちらも予約制でした。
大人気の視聴覚室
取材時にも利用されていた人気のスペース、視聴覚室です。
プロジェクターに大型スクリーンがあり、会議やプレゼンの利用はもちろん映画の上映や講演会にも利用できるそうです。
また、壁一面の鏡を利用したダンス練習なども利用可能ですが、あまり大きな物音を立てるのは周りの利用者への迷惑になってしまうので、注意が必要です。
予約が必須の有料のスペースとなっています。
楽器の持ち込みもOK、音楽室
こちらも要予約、有料の音楽練習室です。ドラム、電子ピアノ、音響機材を使用することができ、また楽器の持ち込みも可能なスペースとなっています。一部持ち込みができない楽器もあるとのことなので確認が必要ですね。
防音になっている部屋なので、バンド練習だけでなくボイトレにも利用されているそうです。数ヵ月先まで予約がいっぱいらしいので、興味のある方は早めのご予約を!
用途はさまざまに、集会室
第一、第二と部屋がある集会室です。こちらも要予約、有料のスペースです。
会議や講座、研修、説明会などだけではなくヨガやストレッチなどの多様な活動に利用できるスペースで、web会議用の機材もあるそうです。
施設のさまざまなスペースを紹介しました。
どこも清潔感とあたたかみで溢れる過ごしやすい場所となっています。
カナマチぷらっとでは、そういった居場所の提供だけではなくさまざまな無料イベントや無料の講座が開かれているそうです。
イベントはカナマチぷらっとのスタッフが中心となって、物作りや新鮮味のある体験活動など、季節にも合わせて開いているそうです。毎日何かのイベントが開かれているそうなので、あえて調べずに訪れても面白いかもしれません。
また、9時20分ごろからラジオ体操も行っているということで、毎月博多弁や外国語などのいろいろなバージョンのラジオ体操をの曲を流すらしいです。健康な身体を手にする一歩を踏み出してみるのもいいかもしれません。
イベントのほかには予約制の講座が開かれていますが、こちらは専門の講師・プロをお呼びして実施しているものになっているそうです。
カナマチぷらっとはこれから2年目、3年目を迎えるまだまだ新しい施設です。
小林施設長がカナマチぷらっとの名前の由来を教えてくれました。
駅前の来やすい立地に気軽に来られる交流のプラットフォームとして、「カナマチぷらっと」という名前が付けられたそうです。
今後も利用者と関わりコミュニケーションを活発にとり、声に耳を傾け、ニーズにあったバリエーションを増やしていきたいとおっしゃっていました。
地元の方だけでなく、誰でも歓迎の「カナマチぷらっと」へ、ぷらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
カナマチぷらっと
住所:東京都葛飾区金町6-5-1 ベルトーレ金町 3階
アクセス:JR常磐線金町駅南口から徒歩3分、京成金町駅から徒歩1分
TEL:03-6231-3680
会館時間: 9:00-21:00
※施設の予約方法はホームページの予約システムから利用者登録をおこな行うと予約ができます。