常磐線と京成線の2車線が走る街・金町。
都心へのアクセスもしやすいため、近年では東京理科大学のキャンパスをはじめとした都市開発が進んでいます。
駅周辺だと京成線側のエリアではプラウドタワーに併設された商業施設『ベルトーレ金町』が今月オープン。
銀座コージーコーナーや日高屋など、チェーン店が多くテナントとして入っています。
JR線側では、商店街を進んだところに『オランジェテラスⅠ』という、こちらもマンションの1階部分が店舗となる施設ができました。
こちらはケーキ屋さんやカフェなど、個人経営の店舗が入っており、周辺の住民の方々を中心にさっそく話題になっているそうです。
まさにバブル期到来の金町。
そんな金町に新しくやってきたお店の中から、特におすすめのお店をご紹介します。
閑静な住宅街にできた心地いい場所
JR金町駅南口、京成線側の道をまっすぐ、そして一本路地に入ると看板が見えてきます。
今年1月にオープンした焼菓子屋さん「菓子屋NOOK」。
飲食店や郵便局、コンビニなどでにぎわう通りから一本入った、静かな住宅街エリアにお店はできました。
ちなみにこの立地には店名の由来が込められているそうです。
『NOOK』は日本語で“ヌック”。
これはスコットランドの建築様式から使われるようになった建築用語で、“小じんまりとした温かく心地いい場所”という意味を持ちます。
静かな場所でひっそりと、落ち着くお店としてオープンされた「菓子屋NOOK」。
外観も周辺の景観を損なわない、シンプルでどこかあたたかみを感じるデザインになっています。
すぐには決められない、ずらりと並べられた焼菓子たち
店内に入ると、甘い焼菓子の香りが鼻をくすぐります。
入ってすぐに、ずらりと並べられた焼菓子たちに思わず目を奪われてしまいます。
ショーケースの中には、その日に焼き上げられたマフィンやブラウニー、マドレーヌなど。
カウンターには丁寧にラッピングされたガレットやフロランタン、メレンゲなどが置かれていました。
じっくりと選ばせていただき、数点テイクアウトさせていただきました。
焼菓子以外にも、フルーツサンドやたまごサンドなどサンドウィッチ類や、コーヒーや紅茶など飲み物もテイクアウトできました。
イートインは現在コロナウイルスの影響でまだ開始できないそうですが、ゆくゆくは奥のスペースをカフェスペースとしてオープンする予定だそうです。
いろんな種類を食べてほしい、クオリティの高い味
自宅に持ち帰り、さっそくいただきます。
購入したのは“いちごとホワイトチョコのマフィン”、“マドレーヌ”、“レモンケーキ”、“ブラウニー”、“カシスのメレンゲ”。
どれも大変おいしかったのですが、特に私のおすすめはマフィン。
マフィンはしっとりとした生地に、中にはいちごとホワイトチョコがたっぷりと入っており、とても食べ応えのある一品でした。
マフィンは数日で味が変わるそうで、最近だと無花果と白胡麻、バナナとクランベリーなど、バラエティ豊かな味が登場しています。
もう一つはカシスのメレンゲ。
ピンクの可愛らしい見た目とは裏腹に、しっかりと酸味を感じる大人の味です。
食感も周りは噛むとザクザク、中はシュワシュワで溶けていきます。
甘いメレンゲが苦手な方におすすめしたい一品です。
金町出身のご主人がご夫婦ではじめられた焼菓子屋さん「菓子屋NOOK」。
オンラインでも購入することができるのもうれしいポイントです。
とてもおいしくてクオリティの高い焼菓子だったので、私は後日友人に数点選んでプレゼントしました。
いろんな人に贈り物として渡したくなる、おいしい焼菓子のお店でした。
菓子屋NOOK
住所:〒125-0042 東京都葛飾区金町5-31-8
アクセス:JR常磐線金町駅南口、京成線京成金町駅から徒歩3分
電話:050-1002-1009
営業時間:月曜日・水曜日~日曜日10:00-19:00
定休日:火曜日(不定休あり)